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天皇皇后両陛下、カレンダー展に行幸啓
毎年、つくばの食と農の科学館(独立行政法人農研機構)では、
日本の米カレンダー展(パネル展示と「富山和子の朗読と音楽による映像詩」の上映)が開催されています。
2010年(平成22年)8月2日、天皇皇后両陛下が行幸啓遊ばされました。
これまでも皇后様には、カレンダー創刊の当初からご愛読下さり、また毎年お会いする度に励ましのお言葉を頂いて参りましたが、この夏は思いがけず両陛下おそろいで、カレンダー展会場にまでお運び下さいました。
パネル展示の写真や、スクリーンに映し出された「稻束」などの映像にお目を止められ、また『海は生きている』が課題図書になったことをご報告申し上げると話題は作文コンクールにまでおよび、真夏のひとときを実に和やかにお楽しみ下さいました。
今日までカレンダーを作り続けてきて本当によかったと、支えてきて下さった読者の皆様に感謝を込め、ご報告する次第です。
環境問題のバイブル『水と緑と土』(中公新書)改版が出ました
「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズは立ち消えになりましたが、時代は着実にこちらを向きつつあります。このときに当たり、原点であり、「環境問題のバイブル」として読み継がれてきた『水と緑と土』が、活字も新たに「改版」として出版されました(2010,7,25)。この本が書かれたのは石油ショック以前のこと。もったいないなど恐ろしくていえぬ時代。
よくぞ中公新書編集部は時流におもねることなく本書の出版を決めたと、版を重ねる度に感服して参りましたが、今またこの出版不況にもかかわらず改版を出すとは。出版界でもその見識に賞賛の声が上がっています。
異常気象下、今こそ自然との関係を原点から見直すべく、一人でも多くの方に本書を読んで頂きたいと願っています。
問題の本質は何一つ変わっていません。むしろ本書の警告した以上に国土は変貌し、危機に対する人々の意識ははるかに鈍感になっています。40年近いその年月の隔たりを埋めるべく、巻末に「改版に寄せて」と題する一文を書き加えましたので、先ずそこからお読み下さいますよう。
(改版に寄せて)